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高鍋町:鮨

路拡張に伴う曳家 水禽窟が店内にあり、このまま移設しました。

高鍋町 和食店舗 2004 水禽窟のある鮨や
 
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高鍋町の木城線沿い道路拡張で敷地が取られるために曳家を行いました。 現在の位置から西に約10m南に5mほどの曳家でしたが部分的に基礎が重複する為、基礎共の曳家となりました。
当初は通常の木造建築物と同じように土台から上の部分を曳く計画でしたが、下の写真にあるように水禽窟が店舗内部にあり、どうしてもこれを生かしたい。有線放送も、生バンドもこの水禽窟には勝負にならないとのことで、私としてもそこまでの思いがあるのならと、頑張ってみました。
水禽窟の土間から下はヒューム管が置いてあり その中に壷が入っているらしいので、どうやって曳くか 頭をひねりました。003
これが水禽窟の表面です。なんとも良い音色です002
こうやって曳きました。004
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005据え付けて水を張って実際に音が出るまでは心配です。 完了後音を聞きに行きましたが、元の涼しい音色が店に響き安心しました。
耐圧版と既存のベタ基礎の間にコンクリートを流し込む為に土間に数箇所穴を開けてコンクリートを流します。曳家工事完了です。007